箱根町立小・中学校統廃合計画
箱根町立小・中学校統廃合計画のとりまとめ経過等について
学校統廃合について、町では平成18年4月以降、「箱根町立小中学校施設適正規模・配置計画協議会」からの提言(平成16年3月)に立ち返り、改めて「3小1中」という枠組みの中で見直しをしました。この見直しにあたっては、交通事業者・関係機関等との相談・交渉を行いながら、各幼稚園・保育園父母の会や各小・中学校PTAの方々と意見交換を行うなど、たくさんの意見をいただきながら進めてきました。このような経過を踏まえて、「箱根町立小・中学校統廃合計画(案)」をまとめ、平成18年10月23日以降、11月2日まで順次各地域において同計画(案)説明会を開催したところ、学校統廃合について住民の皆さんのご理解を得ることができました。
- 各小・中(幼保含む)PTA及び地域との意見交換等の実施経過(平成18年4月〜11月) [PDF:54KB]
- 各小・中学校PTA(役員)との意見交換会における主な意見(平成18年4月〜7月) [PDF:312KB]
- 町立小・中学校統廃合計画(案)説明会における主な意見(平成18年10月〜11月) [PDF:333KB]
5小学校3中学校から3小学校1中学校体制へ
上記説明会の後、平成18年12月議会において「箱根町立学校等の設置に関する条例」の一部改正が可決され(全員賛成)、平成20年4月から町立小・中学校は「5小3中」から、「3小1中」体制となることが正式に決定されました。この学校統廃合により小学校は湯本小学校、統合小学校(宮城野小学校の位置)及び仙石原小学校の3小学校に、中学校は統合中学校(箱根明星中学校の位置)の1校になりました。箱根町立小・中学校統廃合計画の概要
学校統合の目的
小規模学級等の問題点の解消をすることにより、多様な教育活動の推進を図ることです。活力ある学校づくり | 学力の向上 | 学校運営の効率化 |
---|---|---|
豊かな人間関係の育成 | 学習意欲の向上 | 指導体制の充実 |
集団学習活動の充実 | 指導方法の多様化 | 学校行事等の活性化 |
部活動の活性化 | 競争意識の向上 |
統合後における箱根の教育の基本姿勢
地域学科(箱根教育)の設置地域に対する興味・関心を高め、箱根を知り、箱根を愛し、箱根で生きることを誇りに持ち、箱根の未来を考えて、まちづくりの発展に尽くそうとする態度を育成する教科を設けます。
【具体的な取り組み】
1. 小・中学校の9年間の系統性をもって、箱根町の歴史、文化、産業についての学習時間を設け、社会に生きるための資質を培います。さらに、国際観光都市として英語教育の充実を図ります。
2. 学校間交流や情報交換、地域社会との連携を通し、箱根で生きることを誇りに思う心を培います。
基礎・基本の確実な定着
9年間一貫した教育を通して、基礎・基本の確実な習得に努め、基礎学力の向上を図ります。
【具体的な取り組み】
1. 小・中学校間の無理のない接続を図るため、小学校高学年において、一部教科担任制を実施します。
2. 小学校では、必要に応じ非常勤職員を配置します。
3. 聞く・話す・書く・読む力の育成を図ります。
4. 基礎学力の向上を図るため、算数・数学・英語においては少人数授業を実施します。
より良い生活習慣
統合に際し、児童生徒が戸惑うことなく学校生活を送ることができるようにするとともに、より良い生活習慣を身につけさせます。
【具体的な取り組み】
1. 1クラス人数の多い小学校1年生の学級に対し、教員等を加配します。
2. 統合中学校に当分の間、各学年に副担任を置くことを基本とします。
3. 統合校に児童生徒指導の教員を加配します。
4. より良い生活習慣の重点化を図り、幼保・小・中学校生活を通し一貫した指導を実施します。
基本的な配慮事項
- 統合により生ずる児童・生徒の通学経費は全額町が負担します。
- 各学校で進められている特色ある教育を引き継げるよう配慮します。
- 子どもの心のケア対策はきめ細かく行います。
- 円滑な移行ができるよう、児童・生徒やPTAの各種交流事業などを支援します。
- 統合に伴う制服・体操着の変更などによる在校生の保護者の負担は、できるだけ大きくならないようにします。
施設整備計画
義務教育諸学校等の施設費の国庫負担等に関する法律により平成19年度の箱根町立小中学校の施設整備計画を作成しましたので公表します。
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登録日: 2016年3月20日 /
更新日: 2016年3月20日